たりたの日記
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朝6時50分に家を出て自転車で30分のところにある父のいる施設へ。
朝食の介助をした後、部屋で歌を歌った。春の小川、こいのぼり。子供の頃、父が歌ってくれた歌。 「お父さん、明日は久住山に登るよ!」 父の顔がこころなしかほころんだ。 父からいつも聞かされていたのに、一度も連れていってもらった事はなかった山。 もしかしたら「行かない」と言ったのはわたしの方かもしれないけれど。
実家の靴箱には父が退職した時に記念にもらったという革のりっぱな登山靴が、もう履かれる事もないのに、りっぱなままで座っている。
雨の予報だった明日の天気。どうやら久住あたりは晴れ後曇りとなりそうだ。 よかった。
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