たりたの日記
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そろそろ山の紅葉が終わりになる頃だが、高尾山は今が身頃との情報が出ていた。 そういう訳で、10月のはじめ頃から計画していたダンス仲間のなおさんとふみちゃんとの12月1日の<紅葉計画>は高尾山に決定。
幸いなことに、晴天。 高尾山はいくつものコースがあるが、今回のコースは行きは紅葉が美しいとされる第1号路から途中で吊橋のある第4号路を歩き山頂へ。吊橋を渡っている時、風もないのに、一斉に落ち葉がはらはらと音をたてて降ってきたのは幻想的だった。
幻想的といえば、木々の間から射し込む木漏れ日。それも冬の午後の太陽のそれ。
山頂は平日だというのに人が多かったが、蕎麦屋に入れないほど混んではいない。 大見晴亭で名物のたぬきとろろそばを食べる。太麺の美味しい蕎麦だった。 山頂付近の紅葉はみごと。その赤、オレンジの色が日に透けて美しく燃えるようだった。
帰りは第6号路を川に沿って下っていった。そこは異空間に迷いこんだようなシンと静かな山の奥。さっきまであれほどたくさんの人達がいたというのに、この道に入り込むや、この山にわたしたち三人だけでいるような感覚。滝行(水行)が行われるという琵琶滝を眺め、大きく、また小さくなる水の音を聞きながらしっとりと濡れた道を歩いているといつの間にか清滝駅に着いていた。
冬の始まりの日の紅葉の山道を、ゆっくりと、のんびりと、時にぼおっと歩く女人三人の山。 帰りに八王子の温泉へ立ち寄り、終電で帰宅。
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