たりたの日記
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日曜日の午後は、2週間に一度は教会の帰りに図書館で本を仕入れてきたが、ここのところ日曜日の午後が塞がっているので、ずいぶん図書館へ行っていない。 今日こそ、平林たい子の評伝や著作、また次回のゼミの資料など借りに行かなくては。 仕事の前に、仕事場の近くの図書館へ行く事にした。仕事場で自転車を借り、急ぎ図書館へ。 ところが事もあろうに、図書館の入り口には「閉館」の看板。 休館日でもないのにどうして・・・狐につままれたように呆然と立ち尽くす図。 どうやら1年に一度か二度の図書整理のための休館日に当たったらしい。 寄りにも寄って、ようやくこれた日に閉まってるなんて・・・こんなこともあるんだなぁ。 しかたなく手ぶらのまま、もと来た道を引き返す。 秋の日の晴れ渡った空の下、運動していると思えば時間も無駄ではないか。
それにしても1時間ほどぽっかり時間が空いてしまった。 そうだ、読みかけの文庫本、結城信一著「セザンヌの山・空の細道」を読もう。この本をバッグに入れていたのはラッキーだった。 実際、とても心休まる読書タイムだったのだ。良い作品達に出合う事ができた。
今日図書館が閉まっていた事はむしろよかったのかもしれない。そうでなければ、しばらくはあの波乱万丈の激しくも果敢な平林たい子の生涯に没頭した事だろう。そうすれば、結城信一の本は読みさしのままうっちゃられる事になったに決まっている。今日は、この本を読むべき日だったのだ。 つくづくとそんな気になった。
しかし、それにしても予想に反する出来事は続くものだ。 お天気の事。 朝家を出る時にはまったくもって申し分ないお天気で、疑うことなく、目一杯洗濯物を干してきた。ところが夕方から雷雨を伴う物凄い雨。 何かが爆発するかのような凄まじい雷の音を聞きながら、今ごろ一度すっかり乾いた洗濯物が無残に濡れそぼれているのだろうなと思っていた。
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