たりたの日記
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2005年12月24日(土) 恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。




クリスマスイブの朝、遅く起きてみると雪国からの雪景色のメールが届いていた。
こちらは青空の広がる良いお天気。

さて、今日は今日と明日、教会のティータイムとポットラックパーティーのためのバナナケーキをどっさり焼く日。
クリスマスキャロルを聴きながら小麦粉にまみれて。
焼けるのを待つ間に手紙とカードを書きましょう。
このことだけに集中できる時は案外楽しいもの。

外が暗くなる少し前、焼きたてのケーキを抱えて教会へ。
自転車と電車と歩きで40分ほど。
出かける時、郵便受けから取り出したクリスマスカードとプレゼントの包みを電車の中で開ける。
包みは本、小島誠志著「神の庭にやすらう」。その昔、いっしょに教会学校へ通った幼馴染からのプレゼント。
小さい頃の教会でのクリスマス会や家家を歌ってまわったキャロリングの事を思い出す。
カードはネットで知り合った日記仲間のFさんから。闘病日誌を書いておられるが、退院されて少しづつ回復されていることを聞いてうれしい。

今年のキャンドルサービス(燭火礼拝)には教会学校の子供達による小さなページェントが組み込まれている。天使がマリアに受胎を告げる場面の簡単な台本を書き、賛美歌にある歌詞を取って子供達が歌いやすい旋律を施したのだが、5人の子ども達がすてきに演じてくれた。いっしょうけんめいな声と顔、微笑ましく見ている人々の顔。

クリスマス・メッセージ「恐れるな!」は 研修中の韓国女性の神学生Yさんから伝えられる。彼女の「恐れるな」という繰り返しの言葉は静かで深い響きがある。

ネットで知り会ったHさんがご主人と小さなお子さんといっしょに来てくださり、mGとともども記念すべき初対面。
Hさんは、毎年クリスマスに教会でトロンボーンを演奏してくれるYさんのお友達。Yさんたちの吹奏楽器の演奏もすばらしく、礼拝が華やいだ。




ルカによる福音書
   2:1−10


<イエスの誕生>

そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。 これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。 人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。

ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。

ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、 初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

<羊飼いと天使>

その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ、、地には平和、御心に適う人にあれ。」

天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。 その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。

聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。


たりたくみ |MAILHomePage

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