たりたの日記
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2005年11月24日(木) |
オペラ「沈黙」をビデオで観た夕暮れ時 |
今日はジム日だったが、一日家で過ごす。 せっかく家に居るのだから日頃気になっていたことをしようと、衣類の整理をする。 夕方からビデオで遠藤周作原作「沈黙」のオペラを観る。 これもずっと手元にありながら、あまりにテーマが重いので、観るタイミングを逃していたもの。 昨日のサロメもそうだが、この手の作品は、何か心が別の事に支配されている時にはとても入っていけない。 そういう意味では今の時期、珍しく、ニュートラルなんだろう。
「沈黙」は確か19歳か20歳の頃に読んだ。衝撃的な作品だった。その後、遠藤周作のキリスト教文学を続けて読んだ。「沈黙」を今また読み返してみようと実家から本を持ってきたものの、書架の目に付くところに置いたまま、まだ開いていない。 そこにある宗教的葛藤と付き合わなくてはならない事が分かっている。その問いかけはわたしに向かってくることは承知している。 そのしんどさはあるが、20歳の頃には見えていなかったものがあるような気がするのだ。確かめたいこともある。 今日、観たオペラはいいきっかけになった。少しだけ、この本に接近したような気がする。まだ手に取るには至らないが。
風邪はずいぶん良くなった。喉の痛みが消え声も出るようになっている。 今回の風邪、低中性脂肪のせいではないかと思う。中性脂肪が低すぎると、脂肪に溶けて吸収されるビタミン類が欠乏するから抵抗力が弱くなるらしい。 しっかり食べよう。体重は増やしたくはないけれど風邪はいやだもの。
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