たりたの日記
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2005年11月05日(土) 今年5回めのステージは

11月5日、あゆみの箱主催「オータムステージ」、今年5回目のダンスのステージが無事終了しました。

このフレーズはもう何度も繰り返していますが、1年に5回も人前で踊るということは、これまでの人生の中でも極めて画期的なことで、わたしとしては在り得ないようなことが起こったというわけです。
出番を待ちながら、同じ境遇の仲間たちと「こうしているのが夢のようですねえ、自分でも信じられないですよ」と話したことでした。


一日経ってみれば、昨日のことなのにどこか夢の中でのできごとのような心地がします。そう、ここでしっかり記憶を確かめなければ、事実はさらにフェイドアウトしそうなので、書くことにしましょう。

朝6時起床。時間はそれなりにあったはずなのに、段取りが甚だしく悪く、おまけに自転車を駅に置いたままにしていたものだから、わたしのスーツケースはmGの自転車に積んでもらい、わたしはその後から歩くというよりはむしろ走るという具合で何とか予定の電車に滑り込み。朝9時、会場のさいたま文化センターに到着。

さて、いつものことですが、控え室を探すのが一苦労。
どこの会場も楽屋って迷路のように分かりづらいんです。今回の会場は一番難易度が高く、わたしなど一旦外へ行こうものなら、戻ってこれないような恐怖に捕らわれました。
だいたい夢の中に出て来る状況と酷似しているんです。ここだと思って開けたドアが違っていて、いろんなドアを次次に開けながら、通路を通りながら果てしなく迷路に迷い込んでしまうという・・・で、辿りついた今回の控え室は鏡付きのけっこう広い練習室でした。楽屋のように化粧台などはないものの、出番の直前まで練習できるのが良かったです。

この楽屋でみんなと過ごす時間というのが結構楽しいんです。ま、たいていは本番前までみんな踊っているわけですが、その合間に話こんだり、お握りをほおばったり、キッズがおやつのおすそわけをくれたり・・・。今回は大人組みも駄菓子を買い込んできてキッズに配ってました。

今回の楽屋でのスペシャルはプロの美容師のアユに髪を作ってもらえたこと。
みんなが最後のラテンを練習している間、アユは♪ブレリア、ブレリア〜と歌いながら、わたしの髪を、みごとにドラマチックなヘアーに創ってくれました。まぁ、これがあたし?
あれよあれよという間に変ってゆく様子は魔法のようでした。
このヘアーのお陰で、さらに情熱的に踊れたのは言うまでもありません。
でも、惜しかった。舞台が終わって思わず元の髪に戻してしまったんですけど、ずっとあのままにして、もっと変身を楽しめばよかった。帰りの電車の中で人目を引いたかもしれないけど・・・

さて、今回のわたしの出番はプログラム6番のI'm Still Riding Like That(ヒスパニックラップ)とプログラム最後のBuleria(ラテン)。
ヒスパニックラップの方は黒いエムズのスタジアムジャンバーに黒パンツ、黒いハットをいなせにかぶるという井出達。振りは男っぽくってクール、それでいて与太っていて、あぁ、そう、脱力してます。
奈央先生からも前にほめてもらったけど、この振りの気分にすごく乗れます。おおよそわたしのキャラじゃないのに、このツッパリギャングの動きが好きなんです。
9月の発表会の時は、ちょっと気持ちが入り過ぎて、そのために振りが飛んだりしたので、今回はあくまでもクールに踊ることを心がけました。さて、いったいどういう動きになっているか、それはみ〜さんの作ってくれるDVDを観るまでは分かりません。

ラテンは、ともかく楽しかった。ステージで踊っているという緊張感はなくて、みんなの動きも楽しみながら、自分が全体の中に溶けこんでいるような気持ちで踊ることができました。これほど余裕を持って踊れたのは初めてでした。わたしだけじゃなく、みんな顔がほころんでいましたねぇ。踊っている側がこれほど楽しいのだから、観ている方方も楽しかったのではないかしら。
観に来てくれていたわたしの友人が、観ていて元気が出てきた。自分も何かやろうという気持ちになったと伝えてくれました。

打ち上げは午後3時から。時間が早いので、キッズやキッズママたちも大勢参加。先月転勤で大阪に引っ越していった仲間のミツくんも、大阪からかけつけ、またいつもジムのスタジオでラテンいっしょに踊っている方も、アユのお母さんの粋な江戸っ子、クミコも加わり、その場はあたかも仲のいい親戚の集まりのよう。名前の通り、エムズ・ファミリーでした。




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