たりたの日記
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芝居ダンス「伊集の花」の合同練習の日。 礼拝の後、電車で練習会場の公民館へ出かける。滞在中の義母に練習風景を見せるというのがわたしの考えだったが、実の息子は何としてもそれだけは避けたいらしい。ま、義母も昨日の遠出でかなり疲れたようで今日は一歩も外へ出たくないというので、礼拝の司式の担当になっていたこともあり、わたしだけ教会へ行き、その後練習へ。mGは実母と家にいて、昼食と夕食を母親の為に整え、夕方6時に練習へ合同。
さて、公民館のフロアーは沖縄へと向かう船のデッキとなる。 色々な人間模様・・・ で、mGは一升瓶を抱えて海を見ている酔っ払い。わたしはというと本を読む女性。5人子どもを連れて沖縄へキャンプへ行こうとしている。インディアンの教えを主人公の伊集と掛け合いで言ったりする。
人間・・・ここにいるのは人間。人間とは人と人との間で生きる存在だった。人間でありながらどこか人間であることを忘れていたことに気づかされるほど、劇の中の人間は人間らしいと思える。
ひとりでは決して創り出すことのできない世界がそこに生まれる。人と人との間に行き交うものがうねりのようなものを孕んで立ち上ってくる。このものに名前を付けるとしたら、やはり「愛」という言葉以外にはないと思う。
最後の伊集の台詞「新しい命が・・・・咲きます」のところで思わず涙がこぼれる。当然最後の踊りは涙を溜めたまま踊ることになる。ふと見るとあそこにもここにも泣き顔。 お互いの間に流れ合うエネルギーはそれぞれを取り巻いて大きく美しい光りとなって天井を抜け、空高く広がっていたに違いない。
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