たりたの日記
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2005年09月30日(金) 嫁モード

今日は宮崎に住む夫の母親がこちらへ遊びに来る日。
昨日までの間に、すっかりmGのネット部屋と化しているリビングの隣の和室の本やらCDやらを何とか2階の旧息子の部屋に押し込み、義母の滞在用の部屋を整える。

掃除と夕飯の下ごしらえをして羽田へ出迎えへ。
今までは飛行場まで迎えに行かなくとも、自分でモノレールや電車に乗って来たものだったが、この5年の内に状況は変った。この間に、義父の病気、義母の骨折、そして義父の死と続き、それまでの比較的平和な日々を送ってきた義父母にとっては波乱万丈の5年間だった。一度に加齢が進んでしまったのも無理からぬこと。

義父を亡くした直後は本人も周囲も予想しなかったほど義母の落ち込みや精神的な負担は大きかったが、9月に入って、少し元気がでてきたらしい。急に思い立ってこちらへ遊びに来る気になった。都内に昔から親しくしている友人がいるので、彼女に合うことと、5年振りに我が家へ来るという2つの目的を持って1週間ほどの旅の計画を立てた。
遊びに来たいというよりは、自分で飛行機に乗り、遠いところまで出かけるということを自分に課して、昔の行動力を少しでも取り戻したいと思っての旅なのだろうと思う。

到着出口での前で待っているとどきどきしてくる。無事にここまで来るだろうか、他にも出口はあるのだからそちらへ行ったらわたしがいないと慌てることだろう。到着の案内があってからはさらに落ち着かない。もしすれ違ったらどうしよう・・・到着案内があって30分経過した頃、ようやく宮崎空港の紙袋を下げた人達が出口から出て来はじめ、義母の姿もその中にあった。
あぁ、よかった。。
宮崎空港までは彼女の通っている教会の牧師が車で送り、見送ってくれたようだった。在り難いことだ。

少し待ち時間はあったものの、羽田から大宮までは高速バスを利用したので、電車の乗り換えや階段の上り下りを気にする必要がなく楽だった。義母の好奇心旺盛な部分は健在だ。わたしが隣でうつらうつらと半分夢の中にある間、彼女はずっと同じ姿勢で身を起こして窓にへばりつくような感じで外の景色に見入っていた。そうか、バスや電車は眠るか本を読むことの他にこういう過ごし方もあるんだと思った。そう思って感心しながらも、わたしはまた眠りに落ちていたが。

さて、久し振りの嫁モード。でも昔に比べると緊張感も気負いもない。いつものわたしのままでいることができる。
この方が義母だって気楽に違いないと勝手に思っているがどうだろう。
夕食の後、いやがる同居人を二人で説得して4月のダンスのステージのDVDを義母に見せる。彼女の喜んだこと。息子のダンスする姿を初めて見ながら「よかったね〜、こんな事ができて。でも、信じられない」と何度も繰り返していた。

さて明日は、義母の希望でつくば方面へドライブ。次男が筑波大のキャンパス案内をしてくれるそうだ。ここまで書いてはっと思いだした。義母に初めて会ったのは大分大学のキャンパスだった。彼女が息子(夫)を訪ねて来た際に紹介されたのだった。あの時の義母は確か今のわたしくらいの年齢!
あぁ、時の過ぎるのの速いこと!
次男がひょっとして彼女を紹介してくれるなんていうことが明日起こるだろうか。今まで彼女いなかったのに明日はいるなんていうことはまさかないだろうな。

さて、キャンパス巡りの前に念願の筑波山へ。もちろん今回は義母がいっしょだから山頂まではロープウエイで登る。筑波山も日本百名山のひとつ。山頂からの景色は素晴らしいらしい。
そういえば、山行きにはもってこいの季節だというのに、今月は一度も山へ行ってない。最近勉ゼミの掲示板で山行きの呼びかけがないからだが、ダンスチーム山岳隊も、目下ステージを目の前に山どころではない。山はこの秋3度目の11月5日のステージが終わってからだな。

というわけで、「バルトモード」はしばらく「嫁モード」に移行します。



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