たりたの日記
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「2年ぶりね。」 「もう、そんなに経った?」 駅の待ち合わせ場所で友人のEと会った時の開口一番の言葉。
この2年間の間に、Eは母親を看取り、わたしは義父を見送った。そして子ども達の受験も終えた。Eの一人娘のAちゃんは今年の春から大学生。
15年前、Eとわたしはニュージャージーのコミュニティーカレッジで出会った。同じように幼児を抱えてカレッジに通う母親同士。授業を受けている間は、カレッジの中にある託児所に子どもを預けていた。試験もあればレポートもある。20代の学生の頃よりはるかに勉強に追われた日々だった。
あぁ、時が過ぎたねえ、お互いの子ども達が大学生なのだから。 そしてわたし達はどういう風にこれから生きて生きたいかと、老後の話などしている。
いえいえ、こどもが20代を過ごすのだったら、わたし達もまた20代を生きなおすのよ。 実際、わたしはHが大学生になってからの4年間、実に様々なことを体験し、それを通じて育った自分があった。 さて、Eはこれから。わたしにしてもMが卒業するまでには後2年もある。 まだまだ続く、2回めの青春。
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