たりたの日記
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2005年01月07日(金) 焼酎は身体にいいんですって

この日記を続けて読んで下さっている方にはもうとっくにバレていることでしょうが、わたしはかなりの健康オタクです。身体にいいと効けば、何でも試してみるタイプ。また、何にでも容易にハマってしまうのも、もう弁解の余地はありません。

そして今、わたしが心惹かれているのはどうやら焼酎のようです。今飲んでいるのは大分県が誇る麦焼酎「いいちこ」、昨晩は宮崎は高千穂の「雲海」、明日には荷物に入れて送った宮崎で買った何本かの焼酎が届きます。

アルコールとの相性ははなはだ良くないわたしなのですが、ある種の焼酎は身体に合うことが分かりました。麦焼酎よりも芋の方が良いようですが、それも銘柄によって体に起こる反応に違いがあります。ちなみに「いいちこ」は「雲海」に比べるといくらお湯で割ってのんでも、「雲海」のようにほんわかと暖かくなるのではなく、寒くてふるえが来る感じです。という事は身体には合わないのですね。

という具合に、酒の種類や銘柄と身体との関係を知りたくていろいろ試しているわけです。ちなみにわたしはある種のワインを飲むと身体、特に足の裏が痒くなり、寒気がし、ひどい時にはがちがちとふるえが止まらなくなりますし、ある種の日本酒を飲むと、理由もなく泣いたり笑ったりという反応が出ます。ビールはコップ一杯でも顔が真っ赤になります。ところがある種の焼酎はマイナスの反応がそれほど出ずに気持ち良く酔いというものを味わう事ができました。この宮崎滞在の間にです。これはめっけものです。

さて、本題の 「焼酎がなぜ身体に良いのか」を書く前に、寝る時間になってしまいました。というか、酔いが回って小難しい事を書く気がしません。
ここに、明日続きを書くことに致しましょう。関心がおありの方はまた読みにいらしてくださいな。

では、おやすみなさい。


さて朝です。朝からシラフで酒の話をするのも妙な感じがしますが、ま、めったにあることではないのでおつきあいください。
夕べは、寒い寒いと言いながらも、「いいちこ」のお湯割りを4杯飲んで、それで書いていたのですから、強くなった(でも、なぜこんなに急に?)ものだと思います。

で、焼酎と健康の話題です。
焼酎に甲類と乙類があるという事をつい最近まで知らなかったのはわたしくらいのものなのかも知れませんが、<しったか>を続けさせて下さい。

甲類焼酎というのは蒸留を何度も繰り返して不純物を取り除き、得られた高濃度のアルコールを36度未満になるまで水でうすめたもの。乙類焼酎は、熟成もろみを単式蒸留したもので、アルコール以外の揮発成分を含むものです。いわゆる本格焼酎と言われるものがこれです。

で、健康に良いとされるのは乙類の焼酎ということなのですが、一言で言うならば、乙類焼酎は血液をサラサラにするというのです。
元宮崎医科大学副学長の美原恒氏と倉敷芸術大学の須見洋行教授が共同で10年間研究した結果、焼酎は固まった血液を溶かす血栓溶解酵素の活性が他の酒類に比べて高く、そのなかでも芋、蕎麦、麦などの乙類焼酎は特に効果が高いということが分かったということでした。

血管の内皮細胞は、ただ血管の内側を保護しているだけでなく、血栓溶解酵素を分泌する役割も果たしています。人のへその緒にある血管の内皮細胞を培養し、酒成分を投与し、ウロキナーゼという血栓溶解酵素がどのくらい出るか測定すると、酒を加えない時には通常11単位で、エタノール(純水アルコールのことです)を入れると36単位まで増え、乙類焼酎は58単位に増えたという実験結果が出ていました。さらに乙類焼酎の揮発残部を取り出して同様の実験を行うと、数値は82単位にまで跳ね上がったという結果でした。ということは、乙類焼酎のアルコール以外の成分が心筋梗塞や脳梗塞を防ぐものということになりますが、その物質が何なのかはまだ特定できていないということです。

先に、わたしはある種の焼酎なら身体が拒否反応を示さないと書きましたが、今まで試してみた限りにおいては、身体と相性が良いのは乙類焼酎のようです。缶入りのいろんなフルーツの味のするチューハイは三分の一も飲めば、心臓がどきどきし始め、飲むんじゃなかったと後悔してきたのですが、芋焼酎や麦焼酎だとお湯割りや水割り4,5杯は大丈夫。心臓のどきどきがないのが何とも有り難いです。しかもこれが血液さらさらに繋がるのなら、いいことではありませんか。ちなみ納豆には血栓を防ぐ「ナットキナーゼ」(これも美原氏と須見教授の発見)があり、焼酎の肴におすすめなのは納豆です。いい機会なので、納豆を使った肴で、いろいろ飲んで試してみたいと思っています。


たりたくみ |MAILHomePage

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