たりたの日記
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2005年01月03日(月) 都井岬―野生の馬と猿

朝、6時起床。義姉ともし起きることができたらホテルの周辺を走ろうと話していたので、わたしはジョギングの支度をして向かいの部屋のドアをノックするも、義姉は走るのは止めるもよう。そこでわたしは一人で温泉に入ることにした。

露天風呂はまだ薄暗く、山の端がわずかに赤い。数人の人が日の出を待っていた。だんだん辺りは明るくなっていくのに、太陽が山際から顔を見せるのいはそれから一時間ほども経ってからだった。

さて、北郷フェニックスホテルを出て、油津海岸で義父達と別れ、わたしとmGだけで、宮崎の最南端にある都井岬へ。

都井岬へ入る手前の道路に驚いたことに野生の猿が出ている。数十匹はいるだろうか。明らかに車道に出て、車を止めようとする勢い。走らせても向こうは避ける気配がないから、車の方がゆっくりゆっくりと猿を右に左に避けながら走るしまつ。
しかし、猿というのは何と考え深い顔をしているのだろう。

都井岬に入るとまず目につくの野生の馬。青い海をバックに野生の馬たちが草を食む姿にはなんともいえない平和な佇まいがある。優しい目の、物言わぬ生き物の美しさ、気高さ。

岬の端には白い灯台がある。灯台に登ることなど初めてだ。見晴らし台に上ってみる。その周囲をぐるりと歩くと、何の障害もなく、水平線と地平線が360度見渡せるのだ。つい数日前、一つ葉のサンビーチで、丸い水平線に感激したが、あれはせいぜい120度くらいの円周だったろう。
あぁ、ここはいったい何だ!
すっかりと円い地球の真ん中に立っているのが分かる。
「漁師たちはとっくに知ってたんだ、地球がまるいって。」とmG。
彼は海や山やわたしに向けてそれはたくさんシャッターを切った。

しばらく美しい海や平和な馬を眺めてから、都井岬ホテルのレストランで遅い昼食。飛び魚の刺身や天ぷらはなかなかおいしかった。

この日天気は小雨からやがて快晴に。そして宮崎市に入る頃、また小雨。


たりたくみ |MAILHomePage

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