たりたの日記
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2004年09月14日(火) |
温いお風呂の中で「スーラの点描画のなかでのように」を聴いた |
仕事は午後からなので 今日は朝風呂に浸かりながらディーバのCD「なあに?」を聞いた。
あまり大きな声では言えないが、何もない日の午前中、温いお湯に浸かってお風呂の中で過ごすのが好きだ。 風呂の中で何をするかといえば、考え事をしたり、本を読んだり、書いたり、ヨーグルトとバナナとシリアルの朝ご飯を食べたり、つまりテーブルの上ですることをそのままお風呂の中でやる。 そこにはパソコンがないためか、あちこち歩きまわるスペースがないからか、やろうとしていることに文句なく集中ができる。これがいい。
いろいろやるが、そういえば音楽はあまり聴かない。風呂は無音が、せいぜい虫の音くらいがいい。 それなのに、この朝、風呂にCDを持ち込んだのは、集中して聴きたいCDが頭に浮かんだからだ。
このCDの中に入っている「スーラの点描画のなかでのように」と「おやすみスプーン」という歌の歌詞が、この前の朗読会で自作の詩の朗読をされた正津勉さんの詩だった。
もう、ずいぶん前にこの歌を通して、この詩に出会っていたのだったと、今になって気が付く。 谷川俊太郎さんの「ことばあそびうた」のいくつかの詩も、このCDの中で歌として聴くことができる。
しばらく聞いて、そのうち聞くことを忘れてしまっていた歌は、また違う風に聴こえる。 それは、わたしがその時のわたしとは違っているからだ。自分の内に起こった変化はそんな事からも分かる。
今ここへ来て、再びこの歌や詩に出会ったことの意味はなんだろうと、温いお風呂の中で考えを巡らせていた。
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