たりたの日記
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2003年08月22日(金) 歌の精、力をくださいね

今日はミュージカルでごいっしょだったEさんが家にいらした。来週の月曜日の
「歌の集い」の打ち合わせのためだ。

Eさんは書道家でお習字の先生をする傍ら、化粧品の販売、コンサルタントと多忙な日々を送っている方だが、そんな仕事の合間を縫って、老人ホームなどに行っては歌を歌って聞かせたり、いっしょに歌ったりしている。
そのMさんが、今度初めて、知的障害者の施設に歌いに行くということで、お誘いがあったのだ。

施設の方からのリクエストが森山直太郎の「さくら」だったので、その歌を練習し、またいっしょに歌えそうな歌や、英語学校の子ども達とやってきたダンスや歌遊び、さらにEさんとわたしのレパートリーの中から一曲づつソロで歌うことにし、伴奏はわたしがギターを弾く。ピアノもあるが体育館のステージの上にあるというこなので、ピアノを弾くよりはギターの方がいっしょに歌う雰囲気になるだろう。

知的障害者の施設は、ジャズピアノを弾くWさんがいつも音楽ボランティアで行っている施設に同行した事がある。去年の6月のことだった。あの時は20名くらいの障害者の方がピアノの回りに集まってきて、Wさんがランダムに弾く曲に合わせて、次々に歌って行った。童謡やアニメの主題歌をすっかり覚えて歌っているのに驚いた。どの人も歌が好きでたまらないといった様子だった。こちらが歌を歌わせるんなんていうものじゃなく、彼らの輝くような喜びにかえって光りをもらう感じだった。その印象があるので、きっと楽しい場面がつくれるだろうと考えているわけだが、実際のところ、そこの施設の雰囲気も障害者の人達の程度や感じも分らない。行ってみて、その場で対応するしかない。


歌を媒介にしてそこにひとつの解放された楽しい空間を創ることができればと願っている。聞かせるのでもなく、発表でもなく、彼らの内にある歌う喜びを引き出すこと、その喜びとシンクロナイズすること、できるだろうか。
ひとつの挑戦。

歌の精、力をくださいね。





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