たりたの日記
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2003年04月30日(水) |
話すように書けばいいんだって |
今度の旅のバッグに入れてきた本はIf You Can Talk,You Can Write という本だ。5年くらい前ブッククラブのカタログで注文した本だったが読まないままだった。それが今ごろになって旅の御供に選ばれるということは、やっとこの本の時が巡ってきたということか。確かにふむふむ、なるほど、そうなのかと、的確なアドバイスや励ましをもらえる。
書くということをテーマにしたエッセイや実用書の類は目にすれば読んでみるがなぜかアメリカ人が書いたものが好きだ。教えてあげましょうといった説教くささがなく、書いてる本人が書くことが好きでたまらないというのが伝わってくる。文に勢いやリズムがあって、読んでいてふつふつとなにか童心をかき立てられるような気さえしてくる。書くことへの恐れを捨てて自分になれ、というようなメッセージがあれば、そのための具体的なアイデアが提供される。著者はたいてい大学やカルチャースクールなどでwritingのワークショプやレクチャーをたくさんやってきている人だからまるで話言葉のように平易な言葉や言い回しで書かれ、何より「伝えたい」という熱意に溢れている。
さてこの本の作者 Joel Salzmanが一貫して主張していることはこの本のタイトルにもなっている「話すように書け」ということ。ちょうどジャズをやるミュージシャンのように湧きおこってくるものに身を任せ自由に書けと。
学校の作文の時間にこんな指導がされたら誰でも書くことの喜びを早い時期に獲得することができただろうに。 ところで私は話すように書いているかしら。かなり気ままに楽しく書いてはいるが。
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