たりたの日記
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2002年10月06日(日) ふんりゅう(粉瘤)ができた

昨日ジエットコースターのように激しく浮き沈みする心模様を書いたものの削除してしまった。夜になって急下降がふっと止まり、緩やかなカーブを描いてまた上昇するかに感じられたからだ。ところがだめ、今日も低迷している。このままほおっておくと心が病みついてしまうのだろう。本気で何とか抜け出す方法を見つけなくては。人は当てにできない。何かで紛らわそうとするのも本当の解決ではない。

話は飛ぶが、2週間前に突如、背中の真ん中に瘤ができた。触ると痛い。硬く盛り上がっているが骨ではないようだ。虫さされかなにかかもしれないと放っておいたのがいけなかった。瘤の色が赤っぽく変色してきたのでこれはおかしいと昨日医者にいったところ、この瘤にはふんりゅう(粉瘤)というれっきとした名前があり、炎症を起こす前に切開して取り出すのが最善の方法だということが分った。

しかし、もうすでに炎症をおこしているわけで、ともかく炎症を治めるための抗生物質をもらって帰ってきた。明日また病院へ行き、切開する日の予約を取らねばならないし、縫った後は抜糸まで毎日消毒に通わなくてはならない。いったいジム行きはどうなるんだろう。今の私からジム通いを取り上げられたらウツウツから這い上がる方法がなくなるではないか。

この粉瘤という皮膚の病気は毛穴から入ったばい菌が時間をかけて体内で繁殖し、やがて目に見えるほど大きくなるらしい。こうなったら袋状になった内部にどろどろの膿がたまっているのだそうだ。切開してその袋ごと取り出すのだが、そのまま放置しておくと袋が破れてやっかいなことになるらしい。

しかし、よかった。ともかく切り取って対外に出せば問題は解決するのだから。ジム通いも、通院の面倒も一時のことだ。
心の鬱鬱もその原因になるところにぐさりとメスを突き立て、それをそっくり自分の外へ排出することができたらどんなにかさっぱりするだろう。それともこういう鬱の中に閉じ込められなければならない必然性というものが今の私にあるというのだろうか。

そういえば、このふんりゅうの縁で不思議なめぐり合いをした。夫が粉瘤を検索していておもしろいサイトに出会ったと私のPCに転送してくれたのだ。そのサイトの管理人の書いたエッセイが実におもしろかった。おもしろかっただけではなく、彼女が管理している精神系のサイトは興味深かった。アダルトチュルドレンのこと、カメレオンのように相手や立場で自分の色が変るということ、今私が見舞われているこのジエットコースターのような躁鬱の繰り返しのこと。わたしの抱えている心の問題よりはるかにシビアなそれらと雄雄しく格闘していることを知って励まされた。
ちなみにこのサイトの名前は「めぐりあわせ」
サイト管理人さんにメールを出す。


たりたくみ |MAILHomePage

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