たりたの日記
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2002年09月07日(土) |
玉の緒よ 絶えなば絶えね |
わたしという人間は人にどう映るものなんだろう。 相当にイージーな人間と思われているのではないかという気がする。 確かにわたはどこか怒るのに遅いというところがある。反応がにぶいのか傷つく言葉や行為に対面しても、その時はわりと平気でにこにこしたりもするし、傷つかない、動じないというスタンスをあえてとってしまうことがある。しかしそれと裏腹にしばらく時間が経つほどに相手の不誠実が身に凍みてきてそのことに侵食される。いえ、本人は不誠実などとは思っていないのだろう。わたしだったらこういうことはできないとあくまでも自分を物差しにした相手の不誠実さで、人それぞれ物差しの基準は様々なのだから。
近い関係にある人、たとえば親友とか、それに準じるような関係の人間に対してその傾向は強くなるのかもしれない。過去にそういう極限のストイレスの中で自ら交友関係に終止符を打った苦い経験が蘇ってくる。 相手の目の前で自分のストレスを明らかにした上でバチンとハサミを入れる。当然の決別。 20代の時にも、30代の時にもそんなことはあった。そしてその度に人と近くなることに恐怖心も抱き、傷つかないためには人と距離を保つということを信条にもしてきた。
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
これは恋の歌らしいが、忍ぶ恋などとは無縁に、自分の堪忍袋の緒が切れそうになる度にこの短歌が耳元で鳴り始めるのだ。 切ってしまえ、お終いにしろ、ストレスから解放されよと
しかしもうさんざん学習は積んできたはず、もう同じ苦々しさは味わいたくはない。 切らずして自分をそこから離すことにしよう、にっこりと笑いながら。 しなやかにそしてしたたかでなくては。
心地よい音楽を聴きながら、ホットプレートでパンケーキを焼いて、早く起きてきた次男と2人で食べているうちに耳鳴りも治まってきた。 さて、今日はジムへでかけエアロビと筋トレで発散するとしよう。 パワフルな音楽が必要だ。 限りなく鍛えたい今日のわたし。
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