たりたの日記
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朝、メールを開くと Hさんからひとこと 「お話したい」というメッセージが電話番号とともに記されていた。 何か、はっとし、また浮き立つような気持ちにもなった。
こういうストレートな表現が、彼女のありようがわたしは好きだ。私もそんな真っ直ぐな表現で相手にメールができたら良いのにと思う。
Hさんとは掲示板で知り合い、メールのやりとりはしているものの、電話で話すのは初めてのこと。家に人間がいると、あれがない、これはどこだと妨害が入るので家族が出払うのを待ってダイヤルを回す。
電話の向こうから届く声は優しく、暖かなエネルギーに満ちていて、私は私自身に向かっているような話ぶりだった。言葉がでてくるままにたくさんおしゃべりしたような気がする。書き言葉だけでは見えてこなかった彼女のニュアンスがしみじみと伝わってくる。 電話が必ずしも好きではないので(むしろ、電話は嫌いかもしれない)めったなことでは電話はかけないのだが、心地よい電話の時だった。 何ともやわらかな感覚がその日一日続いていた。
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