たりたの日記
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桜の木で染色する時、まだ花の咲かない蕾の時の枝で染めると淡いピンクの色に染まると聞いたことがある。 友人とまだ2分咲きほどの桜の並木を歩く。 こんなに蕾がついている時期のお花見は珍しい。いつもは散る寸前にあわてて見に行くから、桜ははかない印象しかなかったが、今にも咲こうとしている桜の蕾は内に力を秘めているようで見ていると元気がでてくるような気がする。 3,4年前にもここに連れてきてもらったがみごとな桜のアーチなのに人がほとんどいなくて静かだった。あの時は花冷えという言葉がぴったりの曇りの天気だったが今日はぽかぽかと陽射しは暖かだ。 桜の下にシートを敷き、お昼を食べ、しばらく寝っころがって桜を見上げながら話をする。青空を背景にした桜の蕾は美しくエネルギーに満ちていた。この春はいろんな桜を見たいと思う。
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