たりたの日記
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2002年02月13日(水) |
バレンタインのカード作り |
アメリカの幼稚園や学校の2月のプロジェクトといえばバレンタインカード作りだ。教室の後ろにはこれも手作りのカードを入れるバッグがかけられ、子どもたちは毎日少しずつカードを作ったり書いたりしてはクラスメートのバックの中に入れる。そしてバレンタインデーにはカードでふくれあがったバックを家に持ち帰るのだ。カードの中にはキャンディーがテープで止めてあったりするものもある。
今週の英語クラスではバレンタインカードつくりをした。お母さんやお父さんにあげるためのカードだ。たどたどしい字でI love you と書き、赤やピンクの紙でハートを作ってカードにはる。 カードを渡す時には「Ilove you 」と言ってhugするんだよ。と私を練習台にしてhug の練習をしたが、年齢が大きくなるほど、子どもたちの体が固くなって抱きつけないでいる。日本には無い習慣だが欧米に限らず多くの国で抱擁は大切なコミュニケーションになっている。アメリカで友人のご主人やお隣のおじさんからhugされる度に思わず体が固くなっていた自分を思って、こういうのは小さな頃に慣れておかなければと思うのだ。 英語クラスは英語を教えるだけではなくこうした異文化のコミュニケーションの方法を学ぶ場でもあると思っている。 小さいころから家族にIlove you と言葉に出して言う習慣を身につけるのは大切な気がする。親も子どもも愛情を言葉にして、また動作にも表していけたらどんなに良いだろう。
クラスが終わった後、いつも無口なKくんが下で待っていたお母さんに小さな声で「Ilove you 」と言ってカードを渡していた。「はじめてIlove youなんて言ってもらいました。」とお母さんはうれしそうにしていらした。
日本ではどこかのチョコレートメーカーの作戦でバレンタインデーは女性が好きな男性にチョコレートをあげる日になってしまったがそれが義理チョコや、お返しのホワイトデーにまで発展してきた。これもそれも仕掛け人は日本のお菓子やさんやデパートだろうが、すっかり日本風バレンタインデーが定着している。
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