たりたの日記
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2001年10月24日(水) ブリジッド・ジョーンズの日記

夜、話しがまとまり、夫と映画に行く。
お互いの仕事が終わって、家で夕食をすませ、風呂にまで入って、パジャマのようなトレーナーにすっぴんで映画に行くことができるのも、近くにできたマイカルシネマのお陰だ。マイカルが倒産したことを聞いたときは、もうこの恩恵にあずかれなくなるのかと非常にがっかりしたが、今のところ映画館は営業しているし、けっこう流行っている。夜9時40分からレイトショーというのに
映画館はなかなか込んでいた。レイトショーはなんと1200円、しかも水曜日は女性は1000円なので、仕事帰りと思われる若い女性の客が多かった。
私たちが見たのが、独身女性の日常を描いたラブコメディー「ブリジッド・ジョーンズの日記」だったからか、客席は圧倒的に若い女性が多く、ちょっとくたびれぎみの(けっしてくたびれてはいないが、そう見えるかもしれなかった)中年夫婦は我々くらいではなかったかしら。

ロンドンを舞台にした軽いノリのラブコメディー。今夜は2人ともそういう気分だった。ワインが大好きでヘビースモーカー、口が悪く、おそろしくへまばっかりやるブリジッド、豊かな胸をしてセクシーなかっこうをしていても、なぜか色っぽくなくプリントのフランネルのパジャマが何より似合っている。かわいらしいという形容詞はぜんぜん似合わないのに「かわいい」。こういうキャラを夫も私もなぜか好きだ。いえいえ誰もが好きなのだ、きっと。ブリジッドが日々書いている日記がストーリーになっているので、独り言のおもしろさがある。けっして上品とは言えないその言葉はなんとも魅力的だ。そういえば、原作はベストセラーになったとか聞いた。本屋でぱらぱらめくったくらいでちゃんとは読んでいないけれど、ページから飛び込んできた言葉がなにか過激で、映画を見てみたいなという気になった。ジョークが効いていて、げらげら笑いながら見たのだが、まわりからはあまり笑い声が聞こえなかったような気がする。どうしてだろう。とにかくたくさん笑って、最後には良い男性をつかまえるというハッピーエンドにほんわかした気分になって帰ってきた。


たりたくみ |MAILHomePage

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