今日でキャンプも終わり。テント群を片付けて帰りの準備を しなければならない。あいにく小雨が降り始めてしまって、 ぬれたテントの撤収は時間のかかるものになった。 撤収の間に体が冷えてしまったので、キャンプ地入り口に出ていた ケータリングのコーヒー屋でコーヒーを飲んだ。 冷えた体にしみこむうまさだった。
現地で解散して、それぞれの帰路に着いた。
今回感じたのはゴージャスなテント、組み立て式のキッチンなどを用いた (まるで都会の生活をそのままキャンプ地に持ち込むような)キャンプより 不自由さを楽しむような(小さなバーナーひとつと鍋ひとつくらいの) キャンプのほうが私は好きだということ。 今度真剣に、バックパッカーで山に入りテント持参で山小屋脇にでも テントを張ってミミリンと山歩きキャンプをしてみたい。 ダイビングで海の中を漂って(特にサイパンの暖かい海)いると 母親の体内にいるような気になってくる。 ここから自分は生まれたんだなあ…としみじみ思う時がある。 山の中で木々に囲まれ一歩一歩踏みしめているととても苦しいのだが、 荷物を降ろして一息つくときには山や木々に守られている気がしてくる。 海から生まれた様々な生き物が生活し続けてきた歴史を 感じることが出来る。 もちろん天候が変われば、試練の連続になるとわかっていても 何年も変わらずに生えている木、何年も変わらずに倒れている倒木 たくましく育つ植物などを眺めつつ歩く山道はことのほか楽しかった。
20代の頃は自然や海が大嫌いだった。 海は臭いし、山はつらいし山登りする人の気が知れなかった。 それがいつの間にか自然が大好きになって、今はむしろ都会が嫌いに なっている節さえある。でも、だからといって都会を捨てて行くほどの 決心はついていない。電気のない暮しが出来るほど自分が鍛えられては いないし、パソコンのない暮しを想像することが今は出来ない…。 もうしばらくは傍観者的に自然とお付き合いさせてもらおうと思う。
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