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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2006年04月01日(土)
記念塔

 大学の女友達であるFが「彼氏にパウンドケーキ焼いてあげるのv」等と乙女なことを言いつつ材料の買い出しをするのに付き合わされたんですが、結局彼氏が見事に風邪をひいてダウンしたそうで。
 ケーキは生ものだから悪くする前に食べない? と残飯処理を命じられました。
 渡されるときに、「君の彼女と半分こにしなさいね」と念を押されたので、律儀にも彼女に久々に連絡を取ったのです。


 彼女忙しいらしいんで(僕も暇なわけじゃないんだが)、まあ家族の誰かに渡しときゃいいだろーと考えていたんですが、意外にも「二時から七時まで空いてます!」と返事が来る。
 彼女、基本的に一日に二つ以上予定を入れたがらない人なんで、とても意外だ。


 で、今日。二時にいつものコンビニ前集合ということになっているので、約束の時間に早くも遅くも来ない主義の僕はピッタリ2時に着く。
 駐車場に車をとめて、多分店内で待っているから迎えに行こうかなと思っていると、ちょうど店員さんが店舗前のゴミ箱を処理している。と、急に風に煽られてゴミ箱の中身が勢い良く散乱したんだけども、当の店員さんは「あ、とんだ。まいっか」的なノリで特に興味もなさそうに作業続行しているので、これは拾い集めるのを手伝ったほうがいいのか迷いました。結局、店員さん100%気にしてないので、自分も気にしないことに。


 彼女さんと合流して、ケーキを渡すと
「あ……ケーキだ。ありがとー」
 と一瞬間がある。どうかしたかと聞くと
「実は、さっきケーキ2個食べてきたんだあ」
 と絶妙に悪いタイミングで持ってきたことに気付く。
 ケーキあるって言えばよかったな(笑)
 基本的に省エネルギーで生きているので、用件までは書かない人です。


 なのでケーキは持ち帰ることにして(ちなみに、後で食べたら、めちゃめちゃ美味しかった)、余った時間はそこらへんを散策することにする。家出る前に地図見ていたら(←僕の変わった趣味)、森林公園に行きたいなと無意味に思ったので、道を覚えてきたのです。
 その道進んだつもりだったんですけど、何故かワケのわからない土地に出る。
 彼女が心底呆れた顔しながら道案内してくれたので、ちゃんと辿り付きました。先生に空間認識能力が欠如していると言われたが、その通りなんだと思う。

 森林公園には百年記念塔、という塔があります。一応展望台らしきものが付いているだけの割としょぼい塔(笑)なんですが、何故か観光客らしき親子連れがいて、写真を撮ってくれとお願いされる。写真って基本的に苦手なんで結構真剣に撮ったら、「ああ、いい写真だねえ」とお父さんに褒められました。デジカメ買おうかな(単純)
 自分の写真って極端に少ないのです。高校時代に撮った、ほとんど唯一の写真は一番太っている時期に撮ったヤツで、それを彼女が大事そうに隠し持っては大学の友達に見せて楽しんでいるので、もっとマシな写真と交換させたい。


 で、写真撮った後は我々も展望台へ。
 ああ、札幌だねえという感想以外に特に何の感慨も沸かないんですが、高いところからの眺めはいいものですねぇ。なかなか楽しいです。窓から30cm以上離れていて、かつ背後に背中押してやろうと企んでいる女がいなければ(←高いところ苦手)
 単純に登って満足したので、記念塔を降りてそこら辺を散策。
 女の子二人組が我々の前方を歩いていたんですが、
「○○ちゃーん、そんなところ歩いたら危ないよぉ」
「大丈夫ー。あっ」
「ああ、もう。だから言ったじゃない。こっちおいでよ」
「うん、じゃあ△△の隣に」
「うふふ」
 みたいな感じで、一応カップルである我々の数百倍はいちゃこいていたんで、なんだか異様に負けられない気分になり、今年の夏は二人でどう過ごすか、という話題を振ってみる。

彼女「んーとね。まず、観覧車に乗って高いところ苦手なゆうをいじめる!」
ゆう「はあ」
彼女「それから、ジェットコースターが嫌いなゆうをそれに乗せて遊ぶ!」
ゆう「ほお」
彼女「それでねぇ……もう、とにかくゆういじめる!」

 何の恨みがあるんだよ( ̄Д ̄;


 記念塔を出た後は、何だか謎の林へ。
 国有林という表示があり、何故かココは石狩なのに空知が保護してます的なことが書いてある。
 おもしろいので、ずんずん奥に進んでいってみると、やがて通行止めの看板がありました。
 誰もいないからそこに車をとめて、車内から春の林を見て楽しんで、いやー、誰もいない自然のど真ん中。いいですなぁ、と話していたら、「通行止め」の看板の向こうから来るわ来るわ車の群れ。
 以外に交通量多いので、何だかがっかりしました。ていうか何で通行止めの向こうから来るんだろう。

 そこから国道に戻り、自分は仕事に、彼女は自分の用事に出かけました。
 次はいつ会えるか笑