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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2006年02月26日(日)
愛は陽炎

「ねぇ。恋人たちはお互いの誕生日を祝いあって過ごすのよね」
「まあ、世間一般ではそうだろうね。ケーキにローソク立てて、吹き消したりして」
「あたしたちって世間一般とは違うね」
「そうだね。誕生日に彼女が食事に行くのを、わざわざ送ってあげる彼氏って僕だけだと思うよ」

 とゆーわけで、今日は彼女の誕生日。大学から中央区まで行くというので、車で送って差し上げました。友達>恋人 っていう構図を持っているところが、僕の彼女らしいなあと、ココまで来ると天晴れとしか言いようが無いのである。
 まあ、3年間は友達だったわけだから、今更恋人うんぬんって感じじゃなかったのが原因だな。多分、友人であり恋人であるみたいな。
 当の彼女は一応罪悪感があるらしく、神妙な顔付きでごめんね、と謝ったけども、その2秒後に人のわき腹突っついて「おもしろーい」とめちゃめちゃウケている。よーく見ろ。その女に悪魔の尻尾が生えているのに気付かないのか、ゆう。

 時間があまりなくて慌しいので、来週改めてしない? っていう提案になったけれども、せっかく買ったし、もう一週間放っておくとプレゼントのワイン開けて飲みそうなので、駅についてから渡すことに。
 とりあえず来週の日曜日は空けておく、と言われました。
「放置プレイっていうか、遠距離恋愛的な感じだよね、今」
と彼女が言うので、放置じゃなくてネグレクトだこのやろうと。
 先日貰った写真を一人でぼーっと眺めてたときはそろそろ自分アタマおかしいなと思いました。
「な、なんか新しい趣味見つけようよ。ねっ?」 と彼女焦る。
 趣味ね。実は最近、絵をやりはじめたんだけど、画材道具で最初に書いたのは友人への手紙という腐り具合でうんざりしてます。本気で絵を描こうかな。風景画を習っているんだが。
 あと、いいかげん高校の時に中断したギターを再開したい。この間弾いたらさっぱり弾けなくなってました。やばい。

 そうこうしているうちに駅到着。あんまり長いこと停められないので急いでプレゼントと手紙(これも画材で書いた笑)を渡して、嵐のごとくさよならする。実際に、今日は嵐だ。帰り大丈夫だろうか。
 っていうかそれ以前に、今日も友達に祝われた彼女は、異様に荷物多いんだけど大丈夫か、あれ笑



 今、これを書いている最中にメールが来たんですが、彼女は友達ではなく、家族と待ち合わせていたらしい。
 そうか、世間一般の家庭っていうのは、家族で誕生日を祝うんだなと、幸せな家庭を見て感動する。自分の周りには複雑な家庭が多いから、どうも「家族で」っていう発想がない自分がいる。

 僕は将来、遊びまわって家庭に帰らぬお父さんになる自信がある。