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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2006年02月15日(水)
ゆう共和国。

 今月の給料、10万円ですって。
 もうさ、バイトとかそういう次元じゃないよね。このまま行ったら扶養から思いっきり外れるんですけど。どうしようか、この大金。でもすぐなくなるんだろうなあ。


 そんな感じで途方にくれておると、一通の手紙がポストに届く。
 なんぞや、と思って見て見ると、彼女さんからである。
 なんだ、バレンタインラブレターか何か? と思って早速封を開けると、一枚の写真と手紙が入っていました。
 手紙によると去年の夏の、東京旅行の時に一枚だけ撮った二人の写真だそうだ。すっごく楽しそうな彼女さんと、どっかのおじさんが写っている。
 どっかのおじさん。……これ、おれやん。

 なんか、親子と言っても差し支えがないほどおじさんっぽいよ僕。暑くて服装とか表情とかやる気ないからかな。自分の写真なんかほとんど撮っていないので、自分の姿を客観視することがあまりなかったのだ。コレはいかんな。
 最近はやっと服装に少しは気を使うようになったんですけど、髪形とか変えようかなあ。


 ともかく写真が届いたからお礼の手紙を、と思ったんですが、きっとそんなことすると手紙の応酬が始まるのは目に見えていたので、ケータイからメールにすることにした。

 『写真届いたよ。ありがとう。』と送ると、程なくして
 『ああ、届いたんだ。よかった。どういたしまして。』と返信。

 そのうちコレ家宝にするよ、という話になり、家宝って言うかもう歴史の教科書にこの写真載るよ。おれ偉人だから。と言うと、あんたなら載るかも知れない、と否定されませんでした。

 そのうちおれは日本から北海道を独立させて、ゆう共和国を設立するのだ。そして重力の井戸から解き放たれた共和国民は空へ上がり、矮小なる連邦国民に対し戦線を布告するのだ。
 そのためにはまず、そこらへんの訳わからない無人島から制圧だな。彼女さんは国民第一号にしてあげよう、という話をすると、あたし冒険は好きなのーとなかなか乗り気なので、じゃあ今度冒険ごっこしようぜーと誘おうとしたけど相手は19の女の子だということに気付いてやめました。




 で、何の話だっけ。
 そう、写真だ。(駄)