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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2006年01月21日(土)
助け合い

夜。
 大学の友人の車に乗って、ドライブに行きました。
 その友人は元々当別町に住んでいたのですが、近頃市内に引っ越してきたそうで。だけど、その当別の家が4月までの契約なので、未だに表札が掛かって使える状態なのだそうだ。んなわけで、彼の当別宅は「別荘」というあだ名がついている。
 その別荘まで車でぶっ飛ばして行きました。郵便物がまだそちらに届くので定期的に見に行かねばならないのを兼ねたドライブ。そして、自分はその当別の家の中に入ったことがなかったので、どんなもんか見せてもらいに行ったのです。

 当別の“別荘”は結構広くて良い感じ。少なくとも社会人である友人のアパートよりは遥かに良さそう。今は何も荷物が無いから余計に広く感じるのかもしれないけれど。
「いいなー。一人暮らしって楽しそうだなー」
 と言うと、楽しくなんかないよー、と彼は言う。
「1週間も持たないうちに飽きるね、一人は」
 としみじみ断言するが、人生の先輩(彼は2歳年上なのだ)が言うからにはそうなのだろう。
「何だったら4月まで住んでみる? 今だったら光熱費だけでいいよ。
 そうだ、Kちゃん(彼女)と住めばいいじゃん。二人の愛の巣」
と言うので、一瞬なびきそうになる。住むかな。まじで。



 当別を楽しんだ後は一路彼の新居へ。
 ちなみに郵便ポストには筋トレグッズのカタログが入ってました。次の入居者のために押入れの奥に設置していきました。

 札幌の新居はこれまたものすげえ豪華。何しろ一人暮らしなのに、バストイレがセパレート、ダイニングキッチンにリビング、寝室があり、駐車場までついて月4万というから驚き。北海道は物件高いのに、すげえなあ。

 しきりに凄い凄いと言いながら、ふかふかソファに埋もれて、しばらく恋愛話に花を咲かせていました。彼は年下の彼女が居るのだが、その彼女に相当尻に敷かれているのだそうで。
 ケンカになると、彼の家で彼女が「出てけ」とあたかも自分の家のように振る舞い、ちょっと早いバレンタインと称してカカオ99%の殺人チョコレートを食わせたり(食べさせてもらったけど、死ぬかと思った)、彼女に文句を言おうなら唐辛子を口に突っ込んだり、他にもタバコが見つかれば殴る蹴るの大騒ぎらしい。何だか涙ながらに語るので同情してきた。
 我々はそうすると、ものすごく平和なのだなあ。

(後日、彼女さんに当別の別荘に住もうかと言ったあと、↑の話をすると、「私もゆうを家から追い出そう」と言っていたけど、基本的にケンカすることないと思う)


 とにかく、女は魔物ですから我々男子としては結束を強めてですね、男の威厳を取り戻していかねばならん、などと言っていると自分のケータイが鳴る。
 何かと思えば大学の先輩(と書いて廃人)からで
「バッテリー上がったんだけど、ゆう今どこ?」
 と言ってくる。先輩はどこすか、と訊けば大学の駐車場らしい。
 この新居から目と鼻の先だから、とりあえず向かうことにしました。いや、偶然って素晴らしい。


 で、大学に向かうんですが、いかんせんジャンプコードを持ってきていないし、友人宅にもない。じゃあココは友達ネットを使って、ということで友人が車好きの先輩(我等が医大の車屋さん)に電話をかけると、「じゃ今からジャンプしにいくわー」と一発で救世主発見。さすがだ。


 かくして大学の駐車場に大集合し、先輩(廃人)の車は救助されたのであった。めでたしめでたし。
 その後、また友人宅に戻ってお菓子食べながら恋愛話の続きをして夜を明かしました。なにしてるんだろ笑