『資本論』を読む会の報告
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■第1回『資本論』を読む会は、2003年1月21日(火)に行われました。
会の進め方について話し合い、原則として週に1回、火曜日に行うこと、当面は輪読の形でやっていくことなどを確認しました。
『資本論』の計画と編集・出版の簡単な歴史を振り返ったあと、第1版序文を輪読。疑問や意見を出し合いました。
出された疑問や議論したことは以下のとおりです。
・経済的諸形態の研究においての抽象の持つ意味。
・資本主義の「こんにちまでのところイギリスである」ということの意味。
・「経済的諸カテゴリーの人格化」について述べられているが、この経済的諸カテゴリーとは。資本家が資本の人格化だというのはということはわかるがほかにはどんなものがあるのか。
・「個々人に社会的諸関係の責任を負わせることはできない」ということの意味。
・「経済的社会構成体の発展を一つの自然史的過程ととらえる私の立場」とあるが「自然史的過程」とはどういう意味か。人間の意志から独立した客観的な過程という意味ではないか。
・アメリカでは近代にも奴隷制があったが、欧州ではどうだったか。これについては次回までに調べることになりました。
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