にっきにっきにっき。(長ッ)

2004年03月09日(火) 恋をするなら貴方と。

女の人より白くて細くて長い指先が自分の頬に触れる瞬間は、
いつも少し戸惑ってしまう。
どうしてそんな風にあたしに触れるの、とか、
何かどうでもいい事ばかり頭の中で考えてしまって。
この人が、理由も無しに誰かを抱くわけも無いのに。
ふつうの人よりちょっとだけ背が低いあたしは、
貴方に抱き締められるとすっぽり全部が収まってしまう。
全て貴方の体に覆い隠される。…なんかちょっとエッチね。
でも、他の誰にも見せない顔を、あたしは知ってる。
甘いものを見ると、ほんとはちょっと嬉しそうな顔をするんだ。
誰も知らないことだけど。
チーズを見ると、一瞬だけ嫌そうな顔をして、
でも弱みがあるのを誰にも知られたくないから、黙ってそのまま食べてる。
可愛いひと。
嫌そうな顔をして、ほんとは全然嫌じゃない。
それはあたしだけが知っていること。
そう、今、貴方の女の人より遥かに白くて綺麗な顔があたしの顔に近付いてきて、
鼻先を悪戯にちょっと触れ合わせて、角度を変えて唇に触れる。
「好き」も「愛してる」も絶対言わないヒドイ唇が。
――だけど、あたしは貴方が好き。
抱き締める時に耳元でふって安心したように息をつく仕草を知っているから。
あたしがそう言うと、ちょっとだけ桃色に染まる目元を見てしまったから。
ホラ、今日も。
ぎゅって抱き締めて。安心するみたいにあたしの耳元で。
ふーって息をはく仕草。
こんなにもあたしが好きな貴方だから、本当は、
こんなにもあたしが好きなんでしょ?

ああもう、またそうやって嫌そうな顔をする!
ひどい!ってむくれると、もう一度抱き締めてくれること、知ってる上でのイタズラ。
いつまでも、一緒にいようね。
貴方が言わない代わりにあたしが言うの。
生まれる前も、生まれ変わっても。
いつだって。

恋をするなら貴方と。




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考えてみたらもう3月なんですよ!
3月は三蔵攻め月間じゃないか!!…と思い、
めちゃくちゃ久々にドリーム小説書いてみました。
…いや、カプだとうちは三蔵総受けなんで。(笑)
名前変換なくてごめんなさい。
即席小説でさすがにそこまで用意できませんでした…。(汗)
朱之は他所様の三蔵ドリが大好きです。
ひょっとしたら現実的には、
八戒さまよりも三ちゃんと恋をしたいのかもしれません。(大笑)
…そういえば先日、
最遊記占いと言うのがあったのでやってみたら、
朱之は悟空タイプでしたし…。(だから三蔵が好きなのか!?)
………謎。








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