I create you to control me
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職業柄、出版社の人と会ってお話しすることが多くあります。
なんちゅうか出版社の編集者の人って、下手な研究者(←わたし)よりもその研究がおかれている大きな流れや、その研究を進めていく上で抜かしてはならない大事な点について気づいておられんじゃないかと思ってます。もちろん、編集者だから売れるためにはどうするかを考えてのことなんでしょうが。そういう編集者の人とお話するのは勉強になります。
そんな編集者のお一人がこのたび独立され、新たに出版社を立ち上げられたそうです。発行人の山内さんは、以前、某学会のシンポジウムを通じてお知りあいとなり、その際、怖いもの知らずで渡した拙論に丁寧にコメントを書いてお返事をくださいました。直接あってお話したのはその時だけですが、大変、鋭く、きれる方だという印象をもちました。
書店の名前は遠見書房。「臨床心理学や精神医学、福祉学を中心とした、実践家に役立つ本と、その周縁にある「人間って何だろう?」という問いを命題に孕んでいる学際領域の本と、この二つのスペクトラムのなかで、しっかりとした本づくり」「書き手と読み手の距離を狭め」て、読み手は書き手となり、また書き手は読み手になっていけるような、そんな相互作用を起こせるような本作りを目指しておられるとのことです。
実は少し前にお知らせのお手紙をいただいていたのですが、このたびホームページが開設されていたので、ここでも紹介します。まだコンテンツはないみたいですが、これからどんどん豊かになっていくんじゃないかと楽しみにしています。
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hideaki
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