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2007年05月08日(火) |
事例から学ぶ、はじめての質的研究法(臨床・社会編) |
が、でました。 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4489020104/503-5310844-8280712?SubscriptionId=1Y150EEM5WFVQ65FWHG2
秋田喜代美、能智正博(監修)、能智正博 川野健治(編)。東京図書から。このシリーズは上記の監修で、全4巻でる予定だそうで、現在のところ今回のこの本と、医療・看護編が出版にこぎつけたということのようです。
内容としては、編者の先生方が1、2章で総論を書き、3章以降では各論に入るというものです。執筆依頼では、ひとつ文献(自分のもの)をとりあげて、問題意識からデータ収集、分析などなど、初心者でもとりくみやすいように書いてくださいというものでした。私は4章を担当しています。簡単なようで、書き始めるとあれもこれも書きたくなって苦労しました。
著者のみなさん(知っている人が多いんですが)の文章は、それぞれに味があり、しかも、通常の論文にはでない著者の心模様(?)がでていたりして、興味をそそられます。
なかでも僕としてはあとがきが面白かった。対談形式のあとがきってなかなかないでしょう。なんだか質的研究っぽくていいなあと思いました。社会構成主義、構築主義といった思想がまじめにとりあげられているというのも、なかなかに新鮮でした。
わかりやすいと思うし、何冊かあつめてリーダーとして、ゼミでとりあげてもいいかなーと思っています。みなさま、ご関心あればゼヒ。
‥‥しかし、東京図書といえば、SPSS関係でうちの研究室にも何冊も本がありますが、その出版社がこんなものを出すようになったというのはちょっと驚きです。
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hideaki
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