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2006年06月12日(月) 誰のためのコメントなのか

何年かぶりに参加した「家族研究・家族療法学会」だったが、いろいろと刺激をうけました。いま自分が行っている研究にも非常に示唆を受けたように思います。

ひとつは、「誰のためのコメントなのか?」をよく考えなければならないということ。こんなの当たり前で、いまさらこんなこと言ってるのは遅いですが、いまさらながらに自覚したということですね。

ある問題に直面する人がいたとして、この人自身が考えて、問題にとりくんでいくために何ができるか、ということ。たぶん、自分なりに考えた問題の解法を教えてあげるのは簡単なのです。もちろん、それさえ難しいことはあるでしょうけれど、けっこう人の苦労を考えなければいえてしまうこともある。

でも、おそらく解法を教えてしまうのは、いまの僕に求められているポジションではないですね。もちろん、ある程度の方向性というのはあるにしても。そこで当事者の人たちがその気になれるような、そんなコメントをだせるようにしないといけませんね。


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