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| 2005年07月07日(木) |
本は買うだけが全てじゃない |
滋賀県に来てから本屋をゆっくり見るということができなくなった。別に時間はあるし、研究費やら種々のファンドやら、私費とあわせれば本に費やせる金額はかなり増えているはずで、実際買っているのだが、本とゆっくりふれあえる場所がない。滋賀県には心理学の専門書やらを無駄に陳列しているような本屋さんはないからね。
名古屋にいたころは、採算度外視のマニアックな本屋があったし、名大の書籍部にいけば下手な本屋にいくよりもはるかに多くの本が手に入った。だから買わなくても2−3日に一度は本屋に顔をだして、ブラブラ見るのが好きだった。図書館もそうで、名大では教育学部の図書館にかなりマニアックな本もそろえてあったし、本館の図書館もあわせればほとんど欲しいものは手に入った。で、そういうところの書庫をブラブラしているのが好きだった。
滋賀県に来てみて、そういう本屋も図書館もないのでAmazonや国立国会図書館の検索を愛用するようになったのだが、どうも求めているものとは違う。
別になにも買わなくてもただ本を眺めていられる環境というのが、本を選ぶときには必要だと思う。論文でも同じだ。んで、amazonでもそういうニーズを感知してか、売れそうな本には序文だけ立ち読みできるものもある。が、たいていはそうではないし、目次もついていないものがある。
本を買うという目的だけ考えれば、amazonの方が重いものもって帰らなくてすむし、国内に出回っている本なら、書店で買って郵送してもらうより早いことすらある。でも、本との関係において買うこと以上に僕のなかで大切なのは、本がいっぱいある空間をブラブラすることなのである。
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hideaki
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