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2005年06月10日(金) 規範意識の研究発表

昼から滋賀県総合教育センターの研究発表会にいく。1年間、一緒にやってきた研究なので、最後にどのようにプレゼンされるかとても楽しみにして会場にむかう。私は研究委員の先生がご発表され、それを聞いて「ご指導」するのである。まだまだ若手の僕が「指導」などと何をえらそうにという感じではあるが、役目なので偉そうにしゃべってきた(笑)。

しばしば「規範意識が低い」「規範意識の希薄化」などといわれるが、そこではあたかも規範意識というのが存在し、若者のそれは量的に目減りしているかのようにとらえられる。しかし、それは大人の目線からの引き算でしかない。規範意識は希薄になっているというよりも、むしろ別種のものになっているといった方がよいと思う。私たちが規範意識が希薄化したというとき、そこで言及される規範意識とは、たいていの場合、青年のなかにみる大人の不安の投影ではないか。

でも、だからといって私たちは勝手に若者を判断し、断罪しているのかというとそうではない。若者は変わっている(それは必然である)。問題はその変化をどのようにみるのか、だ。なにかが変わっているとすれば、それは何なのか。若者にはいったい何が見えていて、どのような論理に駆動されて今を生きているのか、彼らの目線から問い直してみることが必要である。今回の調査結果は、私たちの勝手な不安の投影をすることをやめ、実際のところ子どもには何が見えているのかを探る手がかりを提供するだろう。

というようなこともしゃべったつもりだったが、うまく伝わったかどうか。まあ、役目は果たせたかな、と。また、今後ともよろしくお願いします。それにしても滋賀県に来てから、世間は狭いなと感じる今日この頃。悪いことはできませんな。




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