I create you to control me
DiaryINDEX|past|will
昼から専門学校で授業。心理臨床の倫理の話。どうして人を助けたいのか?ということについて学生に考えてもらう。去年もそうだが、2回目までは学生のうけがよい。自分について知ることができるからだろう。これを3回目からの精神病理学にも持続させたいものだが、なかなか難しいね。
大学に帰って第4回のここから研。博士課程に入られた藤本さんの話をきく。藤本さんの修論は、嵐山モンキーパークにいるニホンザルの毛づくろい行動に関するもの。
サルは普段は単独で行動することが多く、固体同士が近接する状況は毛づくろいの時だけだという。また、手当たり次第にやっているのではなく、毛づくろいを特定の相手とくり返す(「リピートペア」と呼ばれる)こともあるらしい。社会性を感じさせる。
しかし、彼らは毛づくろいが終わるとさっさと別れてしまう。細馬さんが「人間のようにただブラブラしているとか、一緒にのんびりするといったことはサルにはないのかなー」言っていたが、なるほどである。サルは極めて目的志向的に生きているということだろうか。無駄に思えるような時間をすごせるのは人間が優れているからなのか、劣っているからなのか。
発表後、みんなで会食。またもや言葉の語源の話になる。以前は薬味って、なんで薬でもないのに薬味というのか?という話だった。今回は「ろくでなし」の「ろく」って何?ということだ。細馬さんのiBookにはいった辞書のおかげですぐに謎はとけたのだが、みなさん、なんだと思います?。
INDEX|past|will
hideaki
|