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2004年07月17日(土) 「海のふた」/よしもとばなな

よしもとばなな最新作です。2回読みました。夏のお話。

作者のHPの日記を読んでいたので南の話なんだろう、と思ってましたが、今回の話は作者の大好きな海をベースに、人や自然や、いろんな周りのとりまく環境の、心の美しい部分をそのまま大事にしよう、とゆうようなメッセージが溢れている気がしました。

最近のよしもとばななには自然崇拝じゃないけど、何か「根本に還ろう」と言った雰囲気を感じます。オカルトチックとかいろんな言い方や言われ方があるけど、

旅行に行った時ヨーロッパの古くからある教会や大聖堂を見たりして、
またフラやヨガをやっていて思うんだけど、「昔から今に伝わって現在あるもの」は大なり小なり宗教や、その土地の神様を崇拝する心、が関係してくることは当然だと思う。昔の人は皆、何かを神様として奉ったり祈ったりして、そうして人間の文化が進んできたのだから。
で、それをわざわざ避けて似たようなものを現代で作ろうとするとどうしてもケミカルチックな感じが避けられない、気がするのは私だけでしょうか。

「自然に還ろう」という言葉もよく聞かれますが、これから自分が何を心に持って生きていくのか、そうゆうことって自分自身にすごく大事なんじゃないかなーと思います。自分の信念のようなもの。
宗教とか無宗教で徹するとか以前に。・・・とゆうことを時々、考えます。
(本のレビューとはかなりかけはなれちゃいました)


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