制作・脚本・監督 ジョージ・ミラー
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前作『ベイブ』がとても好きなので、この二作目の『都会へ行く』は観るのが躊躇われていた作品でした。大抵の場合"ヒット作の続編はつまらい”というセオリーが当てはまるから。おまけにこの作品についてあまり良い評判を聞いたことが無かったものですから。
ところがどっこい!どうしてこれが駄作だと? なんとなーくね、これを駄作と決め付ける人の雰囲気はわかるような気がする。 動物映画にしては前作とは正反対の暗い画面が多いし、残酷描写、バカバカしい場面が多いんですね。おそらく、動物愛護の精神から観たらとんでもない映画には違いない。 前作の牧歌的な部分はほとんどありません。まったく別物です。
でもすっごく面白い!私は前作よりも面白かった。クライマックスは声出してゲラゲラ笑い転げました。あの牧場主の奥さんの怪演は凄かった。あの女優さんは一体何者なんだ!?
それから、これは前作も凄く良かった部分なんだけど、美術セットの美しさ、動物たちの動きの捉え方、そして音楽。(動物たちが歌う歌の選曲が素敵!)
シュガーコーティングされた毒々しいお伽話です。
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