2005年01月01日(土) |
マイ・フェア・レディ |
出演 オードリー・ヘップバーン
NHK衛星第二
年末年始は名作といわれる映画の放映プログラムが沢山あって嬉しいですね。 元旦からオードリーが観れました。ありがたや。 ちなみに我家は地上波以外のBSはNHKだけしか観れません。WOWもスカパも観れません。ケーブルも観れません。なので基本的に映画は映画館で観るのが常となっております。
で、マイ・フェア・レディ。ちょっともうオードリーが歳とっちゃってるんで今まで観る気がなかったのであります。でも実際観てみると、それはそれは美しかったです。正直いって物語は今となってはありきたりで面白くないかなぁ。ミュージカルシーンもちょっと長すぎてだれる。お父さん役の人は舞台の名優らしいんだけども、オッサンの歌と踊りはいくら達者でもあんまり長々とは観たくないや。もっと沢山オードリーの歌い踊るシーンが欲しかったなぁ。吹替だから無理だったの? 時代的な背景もあるんだろうけれども観ててあんまり愉快とはいえないセリフや歌のオンパレードでそういうとこもちょっと嫌。あんまりにも風刺が多すぎて後半の競馬場とか舞踏会のゴージャスで美しい世界に水を注してる。 いくら風刺したところでイギリスを舞台にしたイギリス然とした物語をアメリカのハリウッドが映画化してるってとこで「はぁ?それで?」って感じ。
お金は凄いかかってるらしく衣装やセットは素晴らしい。 乱暴に言ってしまえば、見どころはオードリーと衣装とセットの美しさのみ。
他所のレビューを読んで「一番好きなミュージカル映画だ」とか「このオードリーが一番きれい」とか書いてあって納得いかんかった。どう思うかは人の勝手ですけども。みんな「雨に歌えば」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とか「ローマの休日」とか「昼下がりの情事」とか観たことないんですかね?それこそ「パリの恋人」の方がシンデレラストーリーとしては面白いし、素晴らしいミュージカルだし、オードリーも可愛いと思うんですけども。
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