徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2003年01月03日(金) K-19

監督 キャスリン・ビグロー
出演 ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン

熊谷ワーナー・マイカル・シネマ

今年の最初の劇場鑑賞です。
たまたま観た昨年末の「虎ノ門」スペシャルで井筒監督が
凄く評価していたので、それだけで単純に観てみたくなりました。
普段ならこの手の大作物って触手が動かないんだけどね。

実話物です。
潜水艦です。
女性監督です。

ホラ観たくなったでしょ。
しかもこの監督、あの「タイタニック」の監督(名前なんて忘れた。第一観てないし)の(あ、あれジェームズ・キャメロンだっけ??)の元嫁だって。

えー潜水艦というと「Uボート」とかが有名なんですか?
私は「レッド・オクトーバーを追え!」なら観たことあります。
これはおすぎが推してたのとショーン・コネリーが好きだったので観ました。
ちなみに「レッドオクトーバー」の主人公が活躍するシリーズの別の作品
「今そこにある危機」とかでハリソン・フォードがその役やってたりする。

で、この作品は潜水艦といえども戦闘シーンはほとんどなく
潜水艦内の人間ドラマに重きを置いてます。その辺が男性監督とは違う感触でしょうか。

物凄く息苦しい。
飛行機も同じだけど
あんなにデカイ鉄の塊が人間を何人も乗せて
海中を漂っているなんて怖いんだよ。
それだけで怖いのよ。
それをハリソン艦長が無謀な訓練を繰り返すわけよ。
怖いのよ。
んで尚且つ放射能事故が起こるわけよ。
めっさ怖いのよ。
んで原子炉の修理をするわけよ。
レインコートみたいなペラペラの防護服着てさ。
死ぬに決まってるんだよ。
そんでもって実話ってわけよ。
しかもこの潜水艦ってつい最近まで現役だったって
ソ連てもう本当に阿呆かと馬鹿かと。

もうアメリカに対して見栄だけで未完成の原子力潜水艦を浸水させちゃうなんて
アメリカだったらありえないもんなぁ。

もう秘密裏にこんな話がワラワラしてるんだろうと思うと
恐ろしすぎるよね。

色んな兵器が開発されてる世の中で
今こうしてのほほんと暮らしていることは
奇跡としか思えない。

というよりも
今も命がけでそういったモノと対峙している人が
世の中には確実に存在していると。

あ、
ハン・ソロとクワイ・ガン・ジンの共演ですね。

あ、それから
アメリカ人のクセにロシア人演じてるの変!とか言ってる奴!
お前、実際にロシア語わかるのか?
ロシア人とアメリカ人の見分けがつくか?
極東アジア人のクセにガタガタぬかすなよ。
お前が一番野暮だぞと言いたい。
リアリズムを追求したいなら映画も小説も漫画も読むなと言いたいです。


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