徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2002年01月12日(土) NO FUTURE

監督/ジュリアン・テンプル
出演/SEX PISTOLS

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今でこそパンク・ロックというのは一つの音楽ジャンルとして定着しているけども
純粋な意味での「PUNK」とはやはりセックス・ピストルズだけなのかもしれない。

勿論、涙ながらにシドを回顧するジョニー・ロットンももはやパンクではない。

それにしても世代を超えて、焼き直しのフィルムの向こう側から尚も
得体のしれない魅力を放ち続ける彼らの存在とは何なんだ!?

ここまでピストルズを伝説化させてしまったシド・ビシャスの圧倒的な存在感が凄い。
そしてそれ以上に不穏な空気感を漂わすナンシー・スパンゲンも凄い。
歴史に残る異様なカップル。

で、シドとマルコム、他のメンバーに振り回される実は一番まっとうな人だったジョン・ライドン。
末期ピストルズでは過労死寸前の中間管理職みたいに哀れ。
最後のステージでの虚ろな目と歌声が痛々しい。

PUNKに未来は無い。
でもSEX PISTOLSは永遠不滅。


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