高〜〜い! - 2005年04月14日(木) コンサートのチケットは高い!! …何言ってんだ?オマエらのせいだろうが。 って言われそうですが、 やっぱり普通にコンサートに行こう、それも2人で行こうとすれば 相当に高い。 仕事場にいれば、ひとつのコンサートを成立させるための ギャラ、海外渡航費、宿泊費、ホール代、宣伝費etcetc…・ を考えて、「これでも安いくらいだ!」 ってなってしまうのだけど いざ、自分が家で他社のチラシなどを見て「これ行きたいな〜」と思っても 超一流のオーケストラだったら1万から2万円、 ピアニストやヴァイオリニストだって7,8千円、 オペラに至っては、例えば今年来日するミュンヘン・オペラや 来年のキーロフ・オペラ、メトロポリタン・オペラなど 安い席でも3万、高いところは5〜6万に達する。 今の給料ではとてもムリ(><) だってコンサート行かなくたって、普段の生活費でカツカツだ。 実は去年から給料が減った。 結婚してから収入が減るなんて、マイハニーには何と言っていいか 晴天の霹靂だったが、これは私のところに限らず 大手のオフィスでも、音楽界全体にそういう傾向がでている。 で、食費の切り詰めから始まり、 お風呂の水量、トイレの回数、電話はできるだけサービスの良いパックを、 等々、我ながら涙ぐましい努力をしている。 それでも赤字になる月もある。 その状態でどうやってコンサートに行けば良いのだ!? ムリ。 それでも、私はこういう仕事だし、 音楽に生きていく人間だから聴かねばならない。 だから多少の無理はしても、行く。 その代り、行くコンサートは名実ともに超一級のもの、 オケならシュターツカペレ・ドレスデンやロイヤル・コンセルトヘボウ、バイエルン放送響とか、(ベルリン・フィルやウィーン・フィルは高すぎてムリ) ピアニストならポリーニやアルゲリッチ、ツィメルマンなど こんな感じに絞るしかない。 本当は若い、評判の高まっているアーティストなんかをもっと聴きに行きたい。 でも自分の勉強と予算を考えれば、こうするしかないし、 まあ、前にも書いたが、結局は名人・大家と呼ばれる人の演奏で聴いた方が 音楽が「わかりやすい」のだ。 こういうレベルの人たちは、ベートーヴェンならベートーヴェン、 ショパンならショパンの音楽の「核」みたいなところに 寄り道なく、ダイレクトにたどりついてそれを音にしてくれる。 安かろう、悪かろうを聴きにいくワケにはいかない。 なんか自分に言い聞かせてるみたいになってきた…。 こんな中でひとつ有難いのはN響のチケットが安いこと。 一番安い当日の自由席が1500円で買える。 ハイ・コストパフォーマンスだ。 てなわけで、今週末の休みには 準メルクルが指揮するベートーヴェン畢生の大作、 「ミサ・ソレムニス」を聴きに行きます。 すごい楽しみです。 ...
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