子供の情景 - 2005年04月11日(月) 昨日は大学の仲間とのピアノの発表会でした。 去年7月にやって以来、まだ1年もたっていないですし 日記にもそれに関連して「アガリ性」のことを書いたばっかりの気がするのですが 時は早い。まさに光陰矢の如し。 極限近くまで忙しい時期でしたしね、 (この時期はイヤだ、と言ったのですが、友人がホールがここしか予約できない!と強行してしまいました。) 練習もそこそこ、それもかなりそこそこだったので 緊張もいつにも増して、でしたが何とか今年は無難に弾けました。 今年弾いたのは、シューマン「子供の情景」。 あの「トロイメライ」が入っている曲集。 短い曲が13曲から成っていて、私はうち11曲弾きました。 (練習時間の関係上…。ホントは全部弾きたかった…) 「子供の…」って言ったって、子供向きに書かれている曲ってワケじゃないですよ。 確かにシューマンの作品の中では「弾く」技術としては易しい部類に入りますが、 どうしてどうして。 聴いてる分には単純・明朗なロマンティックな音楽なのですが 色んなメロディーが、上へ下へととても込み入ってからみあっているのと、 ハーモニーの移り変わり、急な転調、 そして連作詩みたいになっているので、曲から曲との推移、全体の構成感、 色んなことをじっくり煮詰める必要があるのですよ。 そしてまたシューマン特有の極端にハイな気分と鬱々した気分の移り変わり、 加えて彼特有の無理のある運指。 (その点ショパンなんかは「ピアノの詩人」の名にふさわしく、運指に無理が無い。 弾きこんでいると勝手に指がその音のところにいくようになる感じ) だから「子供の情景」なんてタイトルにしては苦労しましたよ。 いつもの敵、アガリ性もいるしね。 無事終わって今日は晴れやか。(外は雨だけど) さて来年もやりたい曲は山ほどあります。 その中で何を選ぼうか…。 そうして頭を巡らしている時が一番楽しいのかもね。 ...
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