あおい世界
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朝一で桃と映画を観てきました。 小松奈菜と坂口健太郎のダブル主演です。 発症後10年生きた人はいないと言われる難病を抱えた二十歳の茉莉(まつり)と、 すべてうまくいかず自暴自棄になっていた同級生の和人は、 同窓会で再会し、距離が縮まります。 余命を考えると普通の恋愛を発展させられず、 和人にも余命を告げられないまま数年過ごし、 いよいよ体調が悪くなった時に茉莉が選んだのは・・・。 要所要所で泣けるシーンがありますが、 中でも、母親に本音を言うシーンと、 それとは別に、姉との会話にもぅ号泣してしまいました。 彼の前では頑張って明るく普通に振る舞い、 頼ることはできずにいたんですね。 その気持ちは分かるし、それはそれで素敵ですが、 家族に見せる本音のシーンは本当に泣けました。
作者である小坂流加さんが患ったのは肺動脈性肺高血圧症という難病。 同じ病気を患ったヒロインに、自分をどれだけ投影させたのかは分かりませんが、 文庫版の編集が終わった直後に病状が悪化し、 2017年2月に38歳という若さで逝去したとのこと。 本人も家族も、そして彼も計り知れない哀しみだったことでしょう。
桃とは別々に席を取り、離れてみましたが、 お互い観終わった後の目が真っ赤にうるんでいました。 映画の後は久しぶりに二人で高倉町珈琲にてランチ。 たまにはこういうのも楽しいね。
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