あおい世界
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伊吹有喜さんの 『犬がいた季節』。 ある高校で迷い犬が飼われることになり、 その犬をお世話するコーシローの会に関わる学生の物語。 それは1988年から2019までの約10年間で、 物語は3年毎の6章で綴られていきます。 ラストは最初にコーシローと関わった学生が大人になり、 迷いながらも成長していく様子が描かれています。 将来を考えながら、現在の生活、 友達や家族などに気を使ったり、反発したり、 高校生らしい姿がとても良く描かれていたと思います。
山口恵以子さんの 『いつでも母と』。 未婚の山口さんが、ずっと母親と暮らしていく中で、 晩年、母親が認知症を患うようになってからは、 頼る母ではなく、守ってあげる母へ変わっていきます。 そんな母親との生活をエッセイにまとめてありました。 あたしと母は同居していませんが、 とても胸に迫るものがあり、共感を得られたし、 まだ認知症の気配がない母も、 いつかなるかもしれないと思いながら読むことができました。
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