あおい世界
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5月12日の時点では、 コロナの影響で臨時休館していた図書館が、 一部開館することになったので、 予約本を受け取ることができました。 館内で選んだり閲覧したりはまだできず、 予約していた本の受け取りと返却のみ。
南伸坊さんという方の 『対岸の家事』。 エッセイです。 10年ほど前、40代だった作者に、 家事に関するエッセイの依頼があったそうです。 それまで一切関わってこなかった家事に関わらずして、 エッセイが掛けないだろうと、 あえていろいろとチャレンジしてみたところ、 手間だし、難しい面もあるけれど、 独創的で楽しいことも分かったそうで、 エッセイを書き終えた今では、 当たり前のように家事に携わっているそうです。 意気込むわけではなく、やらないよりはやった方がいい、 知らないよりは知った方がいいという感じで、 同居人の妻と自然に支え合えているのがいいですね。
次はまた本棚から梨木香歩さんのを再読。 『沼地のある森を抜けて』。 先祖代々受け継がれるぬか床の話。 ぬか床は沼地と呼ばれ、 そこから湧き上がってくる人のことを沼の人と呼び、 不可思議な現象を受け入れざるを得ない女たち。 それは祖母、母、その3姉妹のうちの長女、 そして三女、さらには長女の娘へ。 その娘が語り手となり、ぬか床を元の沼地に戻そうとします。 ファンタジーとは違うのでしょうけど、 相当、想像力を駆使しないと意味不明な場面もあり、 ちょっと苦手な描写が多かったです。 これも卒読しようと思います。
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