あおい世界
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2018年09月15日(土) |
本■ののはなと好日。 |
久しぶりに三浦しをんさんの新作。 『ののはな通信』 は、 愛称ののとはなという2人の女子高生の手紙やメモのやり取り。 それは真の友情から同性愛へと発展。 その後、度々途切れるものの、 大学生、大人になってからのやり取りが描かれていました。 正に、手紙だけの小説。 それは、湊かなえの 『往復書簡』 みたいに。 『往復書簡』 はミステリーでしたが、 『ののはな〜』 はそうではないし、 ラストシーンも不完全燃焼だったので、 作者が何を伝えたかったのか、 テーマなどは全然分かりませんでした。
あたしは一般的な同性愛は嫌悪しませんが、 自分には全く無い感覚なので、 その点に関しては、ふぅーーんとしか思いませんが、 ののとはなはあたしと同じ年齢なので、 そういう世代的な意味では解る部分もありました。
それにしても、 先日読んだ 『にじいろガーデン』 もレズビアンの話でしたね。 たまたまなのかもしれませんが、 そういう人たちが多くなった、 もしくはオープンにできるようになったということなのでしょうか。
映画館で上映の予告を観て興味が湧いた 『日々是好日』。 映画を観る前に原作を読むことにしました。 エッセイストである森下典子さんの 『日々是好日−「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』。
森下さん自身が経験したお茶の世界でした。 二十歳の時に親の勧めで始めた茶道。 原作は45歳までの20年間に感じたことと、 森下さん自身の人生が織り込まれていました。 茶道は奥が深く、終わりが無い勉強なんですね。 それも強制されず、自分で気付いていくというもの。 母がお茶を点てられるので、 あたしも小さい頃からお抹茶は好きだし、和菓子も好き。 今と思えば、一人で点てられる程度のお点前を教われば良かった。 …今からでも遅くはないのでしょうけどね。
映画は主演が黒木華さん、 一緒にお茶を習う同い年の従姉妹は多部未華子さん、 味のある樹木希林さんが師匠という魅力的な女優陣。 絶対観ようと思います。 小学生の時にお茶を習っていた桃も誘ってみようかな。
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