あおい世界
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2015年10月01日(木) |
本■花咲舞の原作本。 |
ドラマの原作本になっている5冊をチョイス。 杏ちゃん主演の 『花咲舞が黙ってない』 は、 半沢直樹の女版のように爽快なドラマで、 銀行に纏わるシビアな世界が描かれていました。
まず 『銀行狐』 は5つの短篇集でした。 事件が起こる銀行はそれぞれ違うし、 主人公も銀行員だったり刑事だったりします。 ドラマの原作とはかけ離れているものもあり、 あえていうなら、事件のネタをドラマで取り上げたという感じ。 でも、こういう原作を、ああいうドラマに仕上げるんだと、 興味深い内容でもありました。
次の 『銀行総務特命』 は8つの短篇集。 指宿修平という主人公がドラマでの花咲舞の役どころのようですが、 途中で、唐木怜という女子行員が指宿の右腕になります。 一見、ドラマでいう特命ペアに思えましたが、 あくまでも原作は、指宿が中心になって解決していくことが多かったです。 最後の8話だけ、唐木怜が解決しましたけどね。
『仇敵』 も8つの短篇集。 こちらは恋窪商太郎という庶務行員が主人公。 やはりネタ的なものだけをドラマで取り上げたというもので、 あくまでも恋窪が難問を見破っていきました。 敏腕ビンカーが庶務行員になった経緯や、 庶務行員になっても尚、やり手の勘が冴えわたります。 恋窪さん主人公でドラマ化してほしいくらい。
続けて 『銀行仕置人』 は8編に分けられている長編でした。 面白かったのですが、ちょっと難しかった。 花咲舞との関連は然程なかったように感じますし、 そろそろ銀行内の汚職、 それを解明するというワンパターンに飽きてきました…、 が、やめられない毒性を感じさせます。
最後の 『かばん屋の相続』 は、タイトル名を含む6つの短篇集。 ドラマに使われたネタもありましたが、 臨店班が出てくる内容ではありませんでした。 しかしどれもこれもドラマ化したら面白いだろうなと思える話でした。
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