あおい世界
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2015年04月23日(木) |
本■川上弘美5連荘。 |
予約本を待つ間、 久しぶりに川上弘美さんの本をチョイス。 凝り性のため、5冊まとめて読んでみることにしました。
まずは23の短篇集が収められた 『ざらざら』。 23のシチュエーション、23の恋愛。 軽くて優しくて読みやすかったです。
次に、長編 『これでよろしくて?』。 不思議なグループに仲間入りすることで、 夫婦とは家族とは嫁姑とは…と考えさせられる内容でした。 重くなく、静かに優しく流れる中に、しっかりテーマが語られていました。
22の短篇集が収められた 『パスタマシーンの幽霊』。 こちらもいろんなパターンの恋愛話。 時々、主人公が同じだったり、 スピンオフみたいに目線が違ったりして、それはそれで面白かった。
『天頂より少し下って』 は7つの小説が収められていました。 タイトルと同名の 『天頂より少し下って』 と、 『夜のドライブ』 が特に印象に残りました。
最後に21の短篇集が収められた 『猫を拾いに』。 よくもまぁ、これだけのパターンのあれやこれやを思い付くものだと、 感心してしまいます。 年齢もシチュエーションもいろいろなので、 自分に当てはまるものもあったり、 全く想像を超えるものがあったりで楽しめました。
川上さんの描く恋愛は、 小さい子から若い子、アダルトな年齢まで幅広いのですが、 どれも感じる気持ちは同じなんだなぁって嬉しくなります。 これからもさらりと読みたい時、手に取りたいと思える作家です。
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