あおい世界
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10月末に予約していた湊かなえさんの 『花の鎖』。 やっと順番が回ってきました。 3人の女性が中心になり、それぞれに語られる内容が、 いつどのように交わるのだろうかと思いながら読み進めました。 結局は長い1本の筋を3本に分けて並べて展開されていく、 親子三代に渡るルーツ。 最後にはいろいろな謎が解けましたが、善良な人ばかりでないあたり、 湊さんらしい描き方でした。 飽きることなく読了。
次に、初めて手にする桐野夏生さんの 『I′m sorry,mama.』。 何の予備知識もないまま、表紙の大胆さに惹かれただけなんですけど。 男性作家かと思いきや、女性でした。 でも内容は何だろう、不幸や悪事や嫉妬や淫乱さなどが、 男性視点のような気がしてなりません。 全体的に暗くて下品な印象。 読むのが辛いんだけど、ページを捲り続けて、 早く終わらせたいと思いながらあっという間に読了。 他の作品のタイトルを見ても、似たような雰囲気を感じるので、 次回は読むか読まないか、慎重にしたいと思います。
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