あおい世界
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2011年01月18日(火) |
本■パラドックスと犬と犬。 |
江國さんの軽いタッチの本を読んだ後、 分厚い東野圭吾さんの 『パラドックス13』 を手にしました。
原因不明の現象によって突如極限の状況に追い込まれた人間が、 倫理を超えた選択を行いながらも生き残りをかけていくというお話。 あたしが今まで読んだ東野さんの本には無かったSFタッチで、 パニック映画を思わせるような内容でした。 途中、あまりにも長く続くサバイバルな状況に疲れましたが、 ラストはまぁまぁ思っていた通りに収まった感じ。
どちらかというと、いつもの東野作品の方が好みですが、 たまにはこういうのもいいかなってことで。
冬休み中、桃も読むかも、 と思いながら借りた川口晴氏の 『犬と私の10の約束』。 川口氏は脚本家とか映画のプロデューサーが本職らしいです。 この本は映画化されたようですね。 犬好きならば最後に涙する手の内容です。 犬の一生を通して成長する女の子の様子が、 同年代に犬を飼っていたあたしとダブります。 あたしの場合、母は未だにずっと健在で、 犬を飼うにあたっては、あたし以上に世話をしてくれたので、 そういう面では全然違いますが…。
思っていた通り、あたしが読む前に桃が読了。 桜はこの手のは好みじゃないのよね。 でも、だんだんと親子共通の読書もできてきて嬉しいぃ。
続いて酒井順子の 『負け犬の遠吠え』。 酒井さんがエッセイストだということを知らなかったので、 表紙のイメージだけで借りてきてしまいましたが、 思いっきりエッセイでしたわ〜。
30代以上・未婚・子ナシは 「女の負け犬」 とのテーマで、 作者の思うままに書かれていて、 あたしとしては反感もなければ同感もないというような内容でした。 しかし最後のあとがきで、勝手に書いてきたことについて、 本当は勝ち負けと表現することなんてどうでもいいことで、 いろんな人がいることを分かってもらいたいと締めくくっていたのを読み、 途中で投げ出さず読みきって良かったと思えました。
年末年始に6冊借りたうち、1冊だけ延長しちゃいましたが、 まぁまぁ予定通り読めたみたいです。 さてさて次は、またもや東野作品を見つけました。 楽しみぃ〜♪
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