あおい世界
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2009年07月27日(月) 片付いた部屋。

昨日の朝、二階のカーテンを開けに行った後、
玄関入ってすぐの部屋のカーテンも開けようと入りました。
ここはずっと前、あたしの部屋になっていたこともある部屋ですが、
ここ何年も父が書斎に使っていました。
父は物持ちのいい人(所謂捨てられないタイプ)で、
書斎はたくさんの物が溢れかえっていました。
それは、デスクの上も下も脇も、
本棚も出窓の下の納戸も、チェストの上も、床の上も……。
それが、すっかり綺麗になっていたのです。
綺麗になっていたというのは、
整理整頓されて、という意味ではなく、
ほとんどの物が無くなっていたということ。
ガランとしたデスクの上、空っぽの引き出し、余裕のありすぎる本棚。


裏の納戸に溢れている父の私物。
それは植木に関する物(植木鉢や数種類の土や肥料などなどなど)や、
大工道具、車に関する物などですが、
父がいなくなった今、母にとっては必要の無いものばかり。
誰かにあげられそうなものもあることはあるらしいのですが、
ほとんどがガラクタというか、古いものばかりなので、
母は毎日片付けをし、ゴミに出しているという話をしてはいました。


今や実家は母一人の家だし、
何をどう処分しようが、片付けようが、
あたしと兄貴が口を挟むことではありません。
母自身、いつも自分の持ち物を減らす努力をしていて、
身辺整理に感じるあたしは、ちょっぴり寂しかったりするのですが、
母は何人も年老いた人が残していく雑物の処理をしてきた経験上、
自分は余計なものを残さないようにしているのだとよく言っているから、
気持ちはとても分かるのです。
父の物を整理できるのは自分しかいないと思っているのでしょう。

父の物を捨てているからといって、
母が薄情というわけでもなく、割り切れる人というだけなのです。
物は物、と。


でも、でもね、
がらんとしたデスクを目の当たりにしたら、
父がいなくなったという事実を突きつけられたような気持ちになって、
しばし父の椅子に座って呆然としてしまいました。
いつも父がこの部屋に篭って日記を書いたりしている姿が蘇り、
胸がじんとしちゃいました。


お父さん、いつもここから庭を眺めていたんだね。
この部屋、日当たりがよくて、我が家で一番いい部屋だもんね。
お父さんがここに居た姿、決して忘れないからね。





♪♭♯♪♯♭  余談  ♪♭♯♪♯♭

政令指令都市としては初めての女性市長誕生!
元副市長だった奥山さん。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

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2005年07月27日(水) サマージャンボ。
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2003年07月27日(日) ざわつく関係。