あおい世界
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父の認知障害は確実に進んでいるようです。 最近は母に会うたびに新しい父の不思議な言動を聞かされる状態。
先日、縫い物をしようと思い付いた父が2階からミシンを出してきたものの、 母がコンセントをさすように言った途端、固まってしまったそうです。 コンセントが二つとも使用中だったので、 どうしたらよいか分からなくなったのかもしれないと思った母は、 父に片方抜いてミシンのをさすように言っても父はできなかったそうです。 そして逆に、なぜミシンなどを出しているのかを聞いてきたので、 母が、いきさつを説明しても納得せず。 一緒に住んでいない、あたしが使おうとしていたのだと言ってきたらしいです。 それが、10分ぐらい経ち、 固まっていた父が、現実の世界に戻ったとき、 突拍子もないことを言っていたことは覚えていないそうです。
そんなことが、多々ありまして。 母は父を 『ものわすれ科』 に連れて行こうとしています。
いくら、写経が良いと言っても、 いくら、音読が良いと言っても、 いくら、人の輪に入るのが良いと言っても、 本人がその気にならなければダメなんです。 それでも助かるのは、病院と薬が大好きだってこと。 認知障害の自覚がなくても、 病院へ行き、検査を受けたり、薬が増えることは全然嫌がらないのです。 母は薬依存症じゃないかと言います。
父は先月から大学病院を紹介され、いろんな科に回されているようです。 それは、白内障の症状から脳のMRI検査を受けることになったり、 PET検査を受けたりしています。 最寄の病院ではないだけに、いつも母が付き添うのですが、 駐車場や受付で、なぜここにいるんだとか、誰が検査を受けるんだとか、 突然言い出すこともあるそうです。 大学病院でも、何か検査の価値有りという判断なようですが、 前頭葉の萎縮が見られるとかなんとか言われても、よく分からない素人の母娘です。 PETでは、腎臓に小さい腫瘍が見つかったということなので、 今後は、その治療をしていくことになるかもしれません。 大学病院では、認知障害とは違う部分での検査が進んでいるようです。
認知障害になると 『火』 に興味が湧くらしく、 母の知り合いの旦那様は、家を全焼させてしまったこともあるとか。 緩やかにではありますが、進行している父の症状が心配です。
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